人類進化の代償:なぜ我々は『草食』を捨て『肉食』を選んだのか




https://x.com/SamaHoole/status/2019044213304737929?s=20


語と本語訳

Evolution is clear about what we traded. 

進化は、我々が何を「代償」にしたかを明確に物語っています。



We LOST: Ability to synthesize vitamin C, large fermenting cecum, multiple stomach chambers, strong jaw muscles, large teeth, body hair, efficient plant nutrient extraction.

我々が失ったもの: ビタミンCの合成能力、巨大な発酵盲腸、複数の胃室、強靭な顎の筋肉、大きな歯、体毛、そして効率的な植物栄養素の抽出能力。 



Everything we lost were plant-processing adaptations.

これら失われたものはすべて、「植物の処理に適応するための機能」です。



We GAINED: Massive brain, precise throwing ability, endurance running, advanced tool use, social cooperation for hunts, language for planning.

我々が得たもの: 巨大な脳、正確な投擲(とうてき)能力、持久走の能力、高度な道具の使用、狩猟のための社会的な協力体制、そして計画を立てるための言語。



Everything we gained were hunting and meat consumption adaptations.

これら得たものはすべて、**「狩猟と肉の消費に適応するための機能」**です。



If we were moving toward plant-based diet, we'd be gaining plant-processing capabilities and losing carnivore capabilities.

もし我々が植物ベースの食事へと進化していたのなら、植物の処理能力を高め、肉食のための能力を失っていたはずです。



The opposite happened.

しかし、実際に起きたのはその真逆でした。

We sacrificed herbivore capabilities to gain carnivore capabilities.

我々は「草食動物としての能力」を犠牲にし、「肉食動物としての能力」を手に入れたのです。

The evolutionary trajectory points one direction: increased carnivory, decreased herbivory.

人類の進化の軌跡は一つの方向を指し示しています。それは、「肉食性の増加」と「草食性の減少」です。これは曖昧な話ではなく、決定的な事実なのです。



科学的な証拠と背景の解説

この主張を支える主な科学的根拠は、主に**「高価な組織仮説(Expensive Tissue Hypothesis)」**に関連しています。


1. 消化管の短縮と脳の巨大化

人類は他の霊長類に比べ、大腸(植物を発酵させる場所)が短く、小腸(栄養を吸収する場所)が比較的長くなっています。

科学的根拠: 脳は非常にエネルギーを消費する器官です。限られたエネルギー予算の中で脳を大きくするためには、維持にコストがかかる「長い消化管」を短縮する必要がありました。これを可能にしたのが、消化しやすくエネルギー密度の高い「肉」や「動物性脂肪」の摂取だったと考えられています。


2. ビタミンC合成能力の喪失

事実: 人類の祖先(真猿亜目)は約6,000万年前にビタミンCを体内で合成する遺伝子(GULO遺伝子)の機能を失いました。


解釈: 当時は果実などを多く食べており、食事から十分に摂取できたため、自ら合成するコストを省いた(中立進化)とされています。これは「肉食化」の証拠というよりは、「外から取り込める環境にいた」ことを示します。


3. 顎と歯の退化

証拠: 猿人から原人(ホモ・エレクトス)への進化過程で、臼歯は小さくなり、咬筋(噛む筋肉)を支える頭蓋骨の隆起が消失しました。


解釈: 火の使用や石器による調理、そして肉という「噛み切りやすい高エネルギー源」への移行が、強靭な咀嚼器官を不要にしたという説が有力です。


4. 持久走と投擲能力 (とうてきのうりょく)

証拠: 人類特有の「アキレス腱」「発達した大臀筋(お尻の筋肉)」「項靭帯(首を安定させる靭帯)」は、走るために最適化されています。


解釈: これは**「持久狩猟(Persistence hunting)」**、つまり獲物が熱中症で倒れるまで追い続けるための進化です。また、肩の構造の変化は、武器を投げて獲物を仕留める能力に直結しています。




Sama Hoole(サマ・フール)氏は、主に肉食(カーニボア・ダイエット)や動物性食品中心の食事、そしてそこから得られる健康上の利点について発信しているインフルエンサー、コーチです。 彼の主張の核は、「人類は進化の過程で動物性タンパク質と脂質を摂取するように最適化されており、現代の植物ベースの食事や加工食品が慢性的な健康問題を引き起こしている」というものです。 

 主な特徴: カーニボア・アドボケート: 自身の肉体改造や体調改善の経験をもとに、肉食の有効性を強く推進しています。 進化人類学的アプローチ: あなたが挙げたような「進化の過程で人間は何を得て、何を失ったか」という視点から食事論を語ることが多いです。 

 アンチ・ヴィーガニズム: 植物性食品の毒性(レクチンやオキサレートなど)や、植物ベースの食事が人体に与える悪影響について警告を発しています。 

 一言で言えば、「人類本来の食事(=肉食)に立ち返ることで、真の健康とポテンシャルを取り戻そう」と説く、バイオハッカー的な思想を持つ人物です。